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整形外科・リハビリテーション科
リウマチ科

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アキレス腱断裂

原因

30〜40代の男性に多く認められ、バレーボール、サッカー、テニス、バドミントンなどの球技やラケット使用競技が原因の約80%を占めています。
ストレッチング不足や、特定のスポーツを長い間休み、アキレス腱を使用しないでいた状態で、突然スポーツを再開した場合など色々な要因があります。

症状

断裂時には「ふくらはぎをバットでたたかれた感じ」などの衝撃を感じることが多く、「バチッ」という音を自覚することもあります。断裂直後は断裂した足に体重をかけれず転倒したりしますが、しばらくすると足首(足関節)は動かすことが出来、歩行可能となることも少なくありません。但し、つま先立ちは出来なくなります。

治療

保存療法と手術療法があります。
保存療法はギプス固定を行い、数週間後に装具を使って治療します。
手術療法ではアキレス腱の縫合手術後、ギプス固定を行い、装具を使って治療しますが、症状によっては使わない場合もあります。

手術治療のほうが再断裂のおそれが少なく、日常生活に早期復帰ができるとされているため、特にスポーツ選手の場合は、手術が選択されます。しかし、入院が必要なため、一般の人の場合は、保存療法を選択される方も多くいます。

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足関節捻挫

原因

ジョギングの着地時にバランスを崩すなどして不自然な形に捻ることで、関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つく外傷のことです。一般的に「足を挫いた」と呼ばれる状態で、関節部分の血管が傷ついて内出血を起こすと、その部分が腫れてきます。

症状

主な症状には関節の痛みや腫れ、皮下出血などがあります。
足首を捻ったり歩行した際に患部に痛みを感じます。症状が重いと、腫れが酷くなって足関節を動かせなくなったり、地面に足底をつけるだけで痛みが走るようになったりします。

治療

受傷時にRICE処置(応急処置)を行うことにより、症状や治療期間軽減・短縮に繋がります。

RICE処置

  • Rest:安静(受傷したらすぐに競技を中断する)
  • Ice:冷却(氷のうを利用して患部を冷やす)
  • Compression:圧迫・固定(弾性のある包帯などを用いて腫れの予防のため圧迫する)
  • Elevation:挙上(足を下げるとうっ血して腫れがひどくなるため心臓より高く挙げる)
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足底筋膜炎

原因

足底筋膜に繰り返し負荷がかかることによって起こります。マラソンなどの競技者に多く見られ、足底部の使い過ぎが原因で小さな断裂が生じ、主に発症します。足底筋膜炎はかかとの痛みを起こす最も一般的な原因です。
また、使い過ぎの他にも、アスファルトなどの硬い路面でのランニング、急に長距離のランニングやウオーキングをしたり、硬い靴底の靴をはいて長時間歩くことなどが原因となることもあります。

症状

症状として一番多いのは、起床後、第一歩の痛みです。
痛む場所は、踵や土踏まず、指の付け根など、人によって様々です。稀に、足首や足の甲が痛むこともあります。
一般的には朝は痛むものの、歩行しているうちに軽減していくことが多いのですが、慢性化するにしたがって、日中歩行したり、長時間立っているときに強い痛みが出るようになります。

治療

軽度の場合は安静にしていれば徐々に痛みが軽減して完治することもありますが、痛みがひどい場合や症状が長く続く場合は、湿布やステロイド剤の投与、アイシングやマッサージ、中敷きインソールを装着するのも有効です。
慢性化すると手術が必要になる場合もあります。

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扁平足

原因

扁平足とは、足の裏の土踏まずの盛り上がり(アーチ)がない状態、足の裏全体が地面にくっついてしまっている状態のことをいいます。
遺伝、スポーツでの酷使、合わない靴、体重のかけ方、骨盤の歪み、歩き方などさまざまな原因が考えられます。

症状

基本的にほとんどの人が無症状で見た目で足裏が平べったくみえる他は特別気になるようなことはありません。
しかし、中には、足が疲れやすい、全身が疲れやすい、飛んだり跳ねたりしづらいなどの症状を感じる場合もあります。

治療

痛みのない場合には治療は必要ありませが、痛みがあったり、スポーツに支障がある方は治療を行います。
痛みには消炎鎮痛剤を使用し、足底装具を使用したり、靴の調整をおこなったりします。中には手術が必要な場合もあります。

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外反母趾

原因

外反母趾とは、親指が変形し、小指の方へ曲がっている状態をいい、身体の中心線から見て、親指が外側に曲がっているために外反母趾と呼ばれています。
ハイヒールを履いている女性に多いと言われていますが、遺伝や、裸足で歩く機会が減り、足の筋肉が未発達が原因なったりして、男性や子供にも見られます。また、マラソン、サッカーなどのスポーツが原因で外反母趾になるケースもあります。

症状

初期は、ときどき痛みが走るという程度で、靴を履いていて痛むことがあっても、脱げば解消されます。しかし、進行すると、足を地面につけただけでも痛み、日常生活にも多大な影響を及ぼしてしまいます。痛みの場所も、親指だけでなく、第二指・第三指にも広がります。

治療

初期の場合は、進行を抑えたり痛みを抑えるために、消炎鎮痛剤の使用、テーピング治療、外反母趾用の靴を履くなどの治療をおこないます。このような治療でも痛みが治まらないなど、重症の場合には、手術をおこなう事もあります。