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整形外科・リハビリテーション科
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腰椎椎間板ヘルニア

原因

背骨の間で椎骨にかかる衝撃を吸収するクッションの役目を果たす椎間板のうち、椎間板の中心部分である髄核が外部に飛び出して神経を圧迫して痛みが生じます。20〜40代での発症が多く、ほかの腰椎の病気に比べ、若い人に多いという特徴があります。
老化などの影響で飛び出しやすくなるのもありますが、「急な動作」が原因の場合が多く、若い人でも腰に急な負担をかけると飛び出すこともあります。また、中腰で重い物を持って運んだり、ゴルフやテニスなどの腰をひねる運動の繰り返し、長時間の座り仕事や運転などが原因になる場合もあります。

症状

主な症状は、同じ姿勢を維持することが辛い、立つのも座るのも辛い、30分以上歩くと腰が痛くなる、前屈みになると痛みが増す、立ち上がる動作が辛い、下肢の感覚が低下するなどです。痛みは片側の下肢や、臀部から足にかけて激痛が発生することが多くありますが、ヘルニアが巨大になると、片側だけでなく両側に出ることがあります。

治療

腰椎椎間板ヘルニアのおよそ80-85%は自然経過で軽快するといわれています。
治療は安静、コルセットの装着、牽引や腰部マッサージなどがあります。痛みが強い場合は、鎮痛消炎剤、筋弛緩剤、ビタミン剤などを投与します。これらの治療法では改善されない場合には、手術が行われます。

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坐骨神経痛

原因

坐骨神経痛とは、医学的な特定の病名ではなく、坐骨神経が圧迫されることによって生じる「神経痛」を総称して坐骨神経痛と言います。
多くは腰椎椎間板ヘルニアが原因と言われていますが脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症なども原因と考えられています。原因によって、治療法は異なります。また、中には、重大な疾患が隠れていることもありますので、注意が必要です。年齢を重ねるごとに発症の割合が高くなる傾向があります。しかし、最近では若い人でも症状を訴える方が増えてきています。

症状

腰、お尻、太もも、足の痛み・しびれなどがあげられますが、症状は必ずしも一定ではなく、多岐に渡ります。痛くなると座るのが苦痛、前にかがむ・身体を反らすことが出来なくなったり、歩くのが困難になったりします。なかには、天候の変化で症状が強くなる方もいます。

治療

まずは安静が原則ですが高齢者の変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などの場合は、必ずしも安静が必要ではありません。コルセットの装着や痛みには消炎鎮痛剤を服用、ホットパックや極超短波、牽引も有効です。
痛みが軽減しない場合や歩行障害、麻痺といった他の神経症状を合併する場合には手術を行います。

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腰椎分離・すべり症

原因

腰部は、腰椎とよばれる骨が骨盤の中央にある骨(仙骨)の上に、積み木のように5つ積み重なっています。仙骨と連なった腰椎は緩やかにカーブをして、体を支えています。
腰椎の分離は、腰椎の関節を構成している付近の骨が切れてしまった状態です。子供の頃にスポーツの練習などで繰り返して腰椎をそらしたり回したりすることで亀裂が入り10歳代で「腰椎分離症」になることが多いと言われています。そして、腰椎が分離した状態が続くと、そのうちに、つながりが緩くなった腰椎がすべりだすことがあります。これを「腰椎分離すべり症」と言います。

症状

急激な痛みを伴うケースは少なく、何となく違和感を感じたり、我慢できる程度の痛みを感じる事が多いため、放置してしまいがちです。しかし、そのまま放置すると慢性痛へとなり、ズレも痛みも少しづつ悪化します。
最も多い自覚症状は腰痛です。青少年のスポーツ活動で腰痛がある場合は、分離症の疑いがあります。この他に臀部が痛む事もありあます。痛みは運動時に悪化し、安静により軽減したりします。

治療

スポーツをしている青少年であれば、スポーツを中止し、コルセットを装着すれば数カ月で分離した骨の癒合が期待できます。
成人すると癒合することは難しくなります。但し、腹筋を鍛えたり、コルセット装着、温熱療法を併用することにより、痛みを軽減もしくは消失させることが期待できます。

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腰部脊柱管狭窄症

原因

腰部脊柱管狭狭窄症は、腰部の脊柱管が何らかの原因で狭くなる病気です。
狭くなる原因は、生まれつき脊柱管が狭く、そのまま広がらずに成長してしまう先天的な原因と、加齢などによる後天的な原因があります。
高齢者によく発症が見られますが、先天性の原因では30~40代で発症する事も珍しくありません。また、他の腰の病気が原因で発症することもあります。
遺伝が考えられますので、親や親族に発症している人がいれば、若くても発症する可能性があります。

症状

腰痛、下肢の痛み・しびれ、歩ける距離が減るなどが主な症状です。進行すると足の筋肉が落ちて力が入らなくなったり、肛門周囲のほてりや便や尿が出づらくなったり、逆に尿が漏れる場合もあります。

治療

腰にコルセットの装着、牽引、温熱療法が効果的です。また、痛みに対しては消炎鎮痛剤を服用します。
日常生活では腰に負担のかからない姿勢を心がけ、肥満には注意します。

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ぎっくり腰

原因

重たい物を持ち上げたり、遠くの物を取ろうとする、中腰の体勢の時、くしゃみをする、ゴルフでスイングするなど、腰に負担がかかることによって引き起こされます。
この他にも肥満や冷え症、タバコ、 姿勢の悪さ、筋肉の衰えなど様々な原因があります。

症状

歩行困難、押さえると痛む、上半身を後ろに反れない、長時間同じ格好で座ると痛む、歩くたびに振動で腰に痛みが増す、筋肉が凝るなどがあります。

治療

ぎっくり腰は最初の3日間の対処法によって、急性の腰痛で終わるか、慢性化となるか重要な分岐点となります。
ご自身で出来ることは、まず、冷やします。2〜3日間は、温めると炎症が酷くなります。2〜3日位で強い痛みが引いてからは冷やすと逆効果ですので注意してください。
治療は牽引やホットパック、コルセットの装着が効果的です。痛みには消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を使用します。